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 [品切]鯨類資源持続的利用可能か 鯨類資源研究の最前線

鯨類資源の持続的利用は可能か

加藤 秀弘・大隅 清治:編

B5判/213数/定価 本体3000円+税
ISBN4-915342-31-X
(13桁:ISBN978-4-915342-31-8)

●目次●

刊行にあたり(加藤秀弘・大隅清治)
IWC下関総会に臨むにあたって―鯨類科学における日本科学者の貢献―(小松正之)
第54回国際捕鯨委員会(IWC)下関会議の焦点―鯨類の捕食と漁業との競合―(森下丈二)
持続的利用と人間の心構え(田中昌一)
最近の鯨類分類体系と名称(加藤秀弘)

鯨類の持続的利用は可能か
  • 鯨類特集にあたり―我が国における鯨類資源研究の方向性―(加藤秀弘)
  • 鯨類資源の利用の歴史とIWC(大隅清治)
  • 鯨類捕獲調査が目指すもの(藤瀬良弘)
  • IWC改訂管理方式(田中栄次)
  • 生態系と鯨類(川原重幸)
  • 小型鯨類の管理(岩崎俊秀・木白俊哉・加藤秀弘)
  • 日本の鯨類目視調査の現状と将来(宮下富夫)
  • 鯨類の持続的利用は可能か?(畑中寛)
性成熟年齢の若齢化が意味するもの
  • ミンククジラの性成熟年齢若齢化が意味するもの―南極海大型鯨類の動態と新たな調査計画の展開―(加藤秀弘)
  • 小型鯨類の衛星追跡(岩崎俊秀)
  • マイクロデータロガーによるアカウミガメの潜水行動の研究(南川真吾)
鯨類調査の新技術
  • 鯨類における遺伝学的手法を用いた系群判別(後藤睦夫・上田真久)
  • ハクジラ類の年齢査定(木白俊哉)
  • 耳垢栓を用いたヒゲクジラ類の年齢査定技術―南半球産ミンククジラを例として―(銭谷亮子・加藤秀弘)
  • 南極海におけるクロミンククジラアセスメント航海の変遷と概要(松岡耕二)
  • ヒゲクジラ類の食性解析―生態系解明の手段としての技術−(田村力)
  • 鯨類の潜水行動研究(大谷誠司)
  • 鯨類における音響調査技術の現状と展望(島田裕之)
  • バイオプシー・サンプリングシステムの開発(西脇茂利)
  • ハクジラ類の胃内容物精密分析手技―古くて新しい食性研究のスタンダード―(大泉宏)
  • 計量魚群探知機による鯨類餌生物調査(村瀬弘人・木和田広司)
  • 有機塩素化合物や重金属をトレーサーとした鯨類の生態解明の試み(藤瀬良弘・安永玄太・田辺信介)
  • 鯨類の資源量推定のための飛行機目視調査―スナメリに対する調査―(吉田英可)
  • 安定同位体比を用いた鯨類の生態研究(坂東武治)
  • 鯨類の人工授精に向けて―雄ミンククジラにおける精子の保存と利用―(茂越敏弘)
  • 南極海鯨類目視調査による資源量推定方法の問題点―観察者の経験年数を例として―(森光代・松田裕之)
  • 鯨類資源変動傾向の解析のためのHITTER-FITTERプログラム(袴田高志)
  • IWCで用いられている鯨類資源評価・管理に関する数理的手法(岡村寛)
調査と倫理
  • JARPAの南極海産大型鯨類の生物学的情報入手への貢献(ルイス A. パステネ)
  • 人道的捕殺とは何か―捕鯨と動物福祉―(石川創)
−コラム−世紀を越えたシロナガスクジラ(加藤秀弘)
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